ルネスタ(エスゾピクロン)の効果・副作用について
ルネスタについて
ルネスタは非ベンゾジアゼピン系の薬剤に分類されている医薬品です。催眠と鎮静作用があるため、不眠症の治療薬として認可されています。依存性、持ち越し効果が少ないという特徴があります。
ルネスタの効果・適応
入眠障害:寝つきが悪い
中途覚醒:夜中に何度も目覚める
ルネスタの副作用
主な副作用として、味覚異常、眠気、頭痛、口渇、めまい、そう痒症、発疹などが報告されています。
頻度の高い副作用として、味覚異常、傾眠があります。その他、喉が渇く症状、めまい、げっぷ、消化不良、疼痛などがあります。
過量摂取した場合に起きる症状として、意識の消失、呼吸苦、不整脈、異常な眠気などがあります
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
ルネスタの作用機序
ルネスタの作用機序は、有効成分であるエスゾピクロンが脳内のベンゾジアゼピン結合部位に結合し、脳の活動を抑制させることです。その結果、薬理作用として眠気を誘発します。ルネスタ(1~3mg)を服用して、有効成分が体内で吸収されてから、1時間で最高血中濃度に到達します。そして、5時間(半減期)経過すると、効果が消失していきます。そのため、エスゾピクロンの用量に応じて、作用時間は3~4時間程度と推定されます。
ルネスタの用法・用量
通常、成人は1回1錠(主成分として2mg)を、高齢者は1回主成分として1mgを1日1回就寝前に服用します。症状により適宜増減されますが、成人では主成分として3mgを、高齢者では主成分として2mgを超えることはありません。本剤は1錠中に主成分2mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
注意事項
- 就寝の直前に飲んでください。いったん寝たあと、短時間後にまた起きて仕事などをするときには飲まないでください。
- 食事と一緒に、あるいは食事のすぐ後には飲まないでください。
- 飲み忘れた場合は翌朝起きるまでにかなり時間があれば1回分飲んでもかまいません。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。